2011/02/22

フォトジャーナリスト安田菜津紀×渋谷敦志との出会い


2月19日。
憧れの写真家に会ってきた。
フォトジャーナリスト 安田菜津紀さん。

7月に京都で行われてた彼女の写真展…
次の日がテストやって諦めてから早7ヶ月。。

やっと会えた。

前の日はすごくワクワクしてて、実は初めて見たときは緊張しすぎて実際に話すまでかなり時間がかかった笑
俺もけっこうかわいいやつだよw


今回の写真展は「国境なき子どもたち」主催。
渋谷篤志さんのバングラデシュ、菜津紀さんのフィリピンの写真。
そしてトークイベント。
夜は場所を変えてナイトカフェ。

写真の可能性を改めて実感した1日だったなー。




菜津紀さんは少し歳上やけど自分とあまり歳が変わらない人なのに、すごく背負ってるもののようなものを感じた。
そして自分にできることを精一杯やってるんだなって。
でも普段はおもしろい(変な?)お姉さんでした笑

渋谷さんは実はTwitterで相互フォローになってたけど、この日初めてお会いしてちゃんと知った。
ジャーナリストとして写真にかける情熱がホントすごいんだ。
今回は菜津紀さんを目当てに来たけど、渋谷さんと話せたことのインパクトは衝撃だった。
尊敬するフォトジャーナリストがまた一人増えた日でした♪



ナイトカフェで「撮れない瞬間。」についての話しになったんだ。
菜津紀さんは「撮らなかった、撮れなかったことの後悔より、その瞬間何も出来なかった自分に後悔する。」
昼間にお話した時「撮らない選択肢を大切にしたい」とおっしゃってたあの瞬間を思い出した。
写真を「撮る」って何なんだろね。
最近はもう写真を撮りまくってる自分にはない概念との出会いだった。
もっと「撮る」ことについてちゃんと向き合いたい。
もっと自分のカメラ観を深くしていこう。
もうすぐ行くベトナムは何かきっかけになるかな。。


渋谷さんも葛藤を語ってくれた。
対等であるはずの命になぜここまで格差があるのだろう。
 何の資格があってここへ足を踏み入れさせてもたえるのか…
 その写真を使って本当は何がしたいんだろう自分は…」
それでも渋谷さんは「人と自分と向き合うため」に写真を撮るという。


インドのストリートでいろんな人たち・子どもたちと出会ったとき、
日本に帰ってから伝えるんだここで、自分の目で見た事を!って思った。


カメラも路上で暮らしてる人や子どもたちに向けたんだ。
でもね、なかなか無理だった。こわかったのかな。
撮った写真も堂々とカメラを正面から構えて撮ったわけじゃなくて、遠くからズームしてとかやしね。
それと申し訳なさ。
俺は勝手に写真を撮るだけで、何かしてあげられるわけじゃない。
それって撮られる側に失礼じゃないのかって。
気軽に写真に写す権利は俺にあるのかって。
被写体になる彼らとその瞬間を生きる度合いの違いのような感覚を感じた。
今思うとやっぱり覚悟がなかったんかな彼らと、そして自分と正面から向き合う。


あのときの感覚を渋谷さんに話したら、言ってくれた。
それでイィと。
その時の気持ちを忘れずに、大切にしてたらイィんだよって。
俺もそうだからって。


その気持ちと向き合うことが大切なんだって気付かせてくれた。
慣れたらだめなんだホント。
あのとき自分がなぜそう感じたのか。
もう1年前のことで忘れかけてたけど、思い出せてよかったこの機会に。
また早くインド帰りたいなーw


写真撮るだけでも深いよカメラってホント。
俺はまだ写真家であってフォトジャーナリストではないんだなって感じた1日。
でもいつか写真で伝えられる存在になりたい。
それでお金を稼ごうとは思わないけど、伝えられる人間に。


菜津紀さんはカメラを始めるきっかけに渋谷さんの写真があって
俺はちょうど今のカメラを買ったころのタイミングで菜津紀さんの写真を知り、影響を受けた。
俺も写真で誰かに影響を与えられるようになりたいよね笑









































==ホームページよりプロフィール引用==
安田菜津紀
studio AFTERMODE 所属フォトグラファー/ジャーナリスト
2003年8月、「国境なき子どもたち」の友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。守るものがあることの強さを知り、彼らの姿を伝えようと決意。2006年、写真と出会ったことを機に、カンボジアを中心に各地の取材を始める。現在、東南アジアの貧困問題や、中東の難民問題などを中心に取材を進める。 2008年7月、活動が日本青年会議所主催、青年版国民栄誉賞「人間力大賞」会頭特別賞を受賞。上智大学卒。



渋谷敦志
1975年大阪府生まれ。高校生のときベトナム戦争の写真を見てフォトジャーナリストを志す。大学在学中に一年間ブラジル・サンパウロの法律事務所に勤務しながら写真を本格的に撮り始める。2002年London College of Printing(現ロンドン芸術大学)卒業。現在は東京を拠点に、紛争や貧困の地で生きる人々の姿を写真と言葉で伝えている。アジアプレス所属。99年MSFフォトジャーナリスト賞、00年日本写真家協会展金賞、05年視点賞・視点展30回記念特別賞など受賞。


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